占いと人生相談

マヤシンクロカードを学んでから、易経に興味を持つようになりました。易というとほとんどの人が「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の占いを思い浮かべます。この本は英語、英文学者の2人が東洋最古の古典を読み解いている面白い本です。
科学万能の時代でも占いは大流行。朝のテレビ番組では星占いのカウントダウンを放映しているし、インターネットでは四柱推命などの伝統的なものから新しいものまで、いろいろな占いが人気を集めています。易経は「変化の書」ともいわれ決して宿命論ではなく、自らの心使いと行いによって運命を作っていける立命論。そこが一般の占いと大きく違うところだと言っています。
易経は単純な吉凶だけを示すものではなく、私たちが悩んだり、判断に困った時、各々の段階に応じた箴言があり、賢明な先人たちに人生相談をしているように感じました。